なかなか面白いです その7
インド・ヨーロッパ語では、白に相当する言葉は、もとは光るとか輝く、ということであったようで、物体表面についての知覚を表わす言葉とは限らなかったようだし、漢字の白は、栗のようなどんぐり状の実から生れた象形文字であって、柏科の木の実の中身の色を指すということです。
日本語の「しろ」の語源については、はっきりした定説はまだないらしい。
和歌で白さを表わす枕詞の「しろたえ」は、穀の木の皮の繊維で織った原始的な布のことで、古事記、日本書記に出てくる最古の色の表現である1自和弊、白丹寸手ーという白も、同じ布で作られた弊の色の形容だとされているから、その色は現在の純白に近い白色とはほど遠い色であったようです。