なかなか面白いです その9
白の色名範囲は、おそらく時代とともに極限され、白のイメージもそれとともに変ってきたにちがいありません。
人類学者ターナーが述べたように、白は、黒や赤とともに、人類のもっとも原初的なシンボルのひとつにちがいありませんでした。
そして黒がだいたい否定的な象徴であったのに対して、白は常に受容的な象徴とされてきたらしい。
たとえば、ターナーがあげているヌデソブ族の白の象徴としては・善、力、健康、純粋、幸運、不死、不憂、権威、権力、生命、寛大、記憶、笑い、食事、繁栄、啓示、円熟、清潔・・・などであり、これらの白の象徴には、現在の多くの文明社会でもそのまま通用しているものも少なくない。