土俵のそばで・・・
土俵のそばで相撲を観戦する人々。
勝負検査役のうしろで観戦する人たちのことです。
あの場所が「砂かぶり」というのはほとんどの人が知っています。
押し出された力士が倒れ込んできたり、巨漢力士にのしかかられたり、なかなか危険な場所でもあります。
不思議なのは、あれだけ力士がしじゅう飛び込んでくるわりには、ケガ人が少ないということです。
ごくたまに、「砂かぶりで観戦中の老人が骨折」といったニュースが新聞に載ることがあるが、まずほとんど聞かない。
元プロの勝負検査役だってたまにはケガをすることがあるっていうのに。
一応確認のため、突き指だとかちょっとした打撲程度のケガはけっこう多いのではないかと相撲博物館に聞いたところ、「ほとんどありません」でも、あんなでかい力士が落ちてきたりするんですよ。
「あそこにいる人たちは構えてみていますから」構えて?文字どおり土俵の砂も飛んでくる「砂かぶり」だが、実はあの席、正式には「維持会員席」といって、会員にならなければ座ることができない特別な席なのだ。
入会の条件は、長年にわたって相撲協会に貢献し、相撲の維持、発展に努めてきた人。
理事会の承認を得て入会が許可される。
定員があって、東京、大阪、名古屋、九州各300人の計1200人。
ここはマス席と違って、飲食や喫煙は禁止。
それはそうかもしれない。
いつ力士が飛んでくるかわからないのに、おちおち弁当なんか食べてはいられないと思う。
飲食を許せば、客の弁当に頭から突っ込んで、顔中メシつぶだらけになってしまう力士が続出する可能性もあります。
「ですから、あそこで見ている人たちは取組に立ち会っているんです」取組に立ち会っています。
そういえば、みなさん何となく気合いが入ったお顔をしてますもんね。